趣味を商品にするには? ドラムからKindleが生まれた私の実例
「好きなことを商品にする」
言うのは簡単だけど・・(笑)。
好きなことなら私にもあります。ドラムです。50歳から始めて、気づけばもう8年ほど。今もバンドの仲間たちと、ああでもない、こうでもないと言いながら練習しています。
じゃあ、ドラムを商品にすればいいのか。
いやいや。それはちょっと話が違うんです。
ドラムが好き。でも、教えられるわけじゃない
私はドラムが好きです。好きだから、うまく叩けない日があっても続けてこられました。
でも、人に教えられるほどの腕前があるかと言われたら、そこは困ります。私が教えてほしいくらいです(笑)。
そもそもドラムを始めたとき、これを仕事にしようなんて考えてもいませんでした。ただ、叩いてみたかった。それだけです。
ところが、ドラムを始めてから、ずいぶんいろんなことが起こりました。
思うように叩けなくて落ち込んだり、バンド仲間との会話がおかしくて仕方なかったり。いい大人が集まって、練習ひとつにも大騒ぎです。
そんな日々の出来事を、私は少しずつ文章にしてきました。
このときはまだ、それが商品になるなんて思っていませんでした。
商品を作ろうとしては、止まっていた私
実は私、何かを商品にしようとしたことなら、以前から何度もあります。
PDFを作ったり、ワークを考えたり、Kindleを書こうとしたり。
作り始めると、これがまた楽しいんです。タイトルを考えて、構成を作って、表紙まで用意して。
で、途中で止まる(笑)。
「これ、誰が欲しいんだろう?」
そんなことを考え始めると、急に手が動かなくなるんですよね。
結局、完成しなかったものがいくつも残りました。パソコンの中には、かつての私が張り切って作ったファイルが今も眠っています。
もしかしたら、宝の山かもしれませんが、自分では良く分かりません。
ドラムを教える代わりに、本を書いていた
そんな私が、2026年10月10日、初めてKindleを発売しました。
『あの夜に見た景色は、始まりだった ― 50歳から始めたドラムが、私にくれたもの ―』
ドラムの教則本ではありません。もちろん、速く叩くコツなんて書いていません。私が教わりたいくらいなんで(笑)。
書いたのは、50歳からドラムを始めた私に起きたこと。そして、バンド仲間と過ごしてきた時間です。
練習のことも、何気ない会話も、笑ったことも、ちょっと切なくなったことも。
そういう出来事を、一冊の実話エッセイにしました。
考えてみれば、おもしろいものです。
好きなことを仕事にしたいと思って、あれこれ商品を考えていた私が、最終的に形にしたのは、ずっと好きで続けていたドラムから生まれた文章でした。
ドラムを売ろうとしていたわけでも、本を書くためにドラムを始めたわけでもないのに。
人生、どこで何につながるか分からないものですね。
「売れるかどうか」は、ここからの話
もちろん、Kindleを出したからといって、売れるとは限りません。
むしろ、そこはこれからです。
以前の私なら、売れる見込みがあるのか分からない時点で、また考え込んでいたかもしれません。
でも今回は、とにかく一冊完成させて、実際に販売するところまで進めました。
何度も途中で止まってきた私にしては、これはなかなかの出来事です。
しかも、原稿が完成したら終わりかと思いきや、出版までには色々なことがありました。
Wordの縦書きに電子目次、KDPへの登録。ようやく落ち着いたと思ったら、今度はAmazonの著者ページに別の方の情報が表示されているではありませんか。
本を一冊出すのに、ずいぶん勉強させてもらいました。
その一部始終は、別の記事にまとめています。
好きなことの、その先にあったもの
今回、ひとつ分かったことがあります。
好きなことを商品にするからといって、好きなことそのものを売らなくてもいいんですね。
ドラムが好きなら、ドラムを教える。料理が好きなら、料理を教える。
どうしても、そう考えがちです。
でも、私の場合は違いました。ドラムを続けるうちに、書きたい出来事が増えていった。そして、それが一冊の本になりました。
ずいぶん遠回りした気もしますが、そもそも近道がどこにあったのかも分かりません(笑)。
今は、MIRAKANA BEATを作ってきた過程も、こうして少しずつ記事や商品にしています。
やってみたら、また何か起きるでしょう。たぶん、すんなりとはいかないでしょうね。
でも、その話もいつか書けると思えば、ちょっとおもしろい。
そんなふうに考えながら、これからも続けていこうと思います。
初めてのKindle出版、その舞台裏も書きました
原稿を完成させてから、実際に出版するまで。Wordの縦書き、電子目次、KDP登録、Amazon著者ページのトラブルなど、私がやったことやつまずいたことを、画面資料とともにまとめています。
有料記事・980円/出版前の最終確認シート付き
